平熱通信

ここは世界の片隅にすぎないが、いろんなことが起こる。

夢の果てまでも。

 風邪気味である。

 一日アタマがボーっとしていて、ちゃんと仕事ができているのか心配だ。

 今日は、中学以来の友人の誕生日である。

 帰宅途中の電車の中で、単に時間をつぶすというだけの理由で、誕生日のプレゼントに何か欲しいものがないかメールしてみた。

 しばらくして彼から着た返信には、

「夢」

 とだけ書いてあった。

 ……。

 ……。

 聞くだけ聞いておいて、あとはテキトーに茶化してヒマつぶししようと思っていたのに、どう反応していいのかわからなくなってしまった。

 どこかに夢をなくしてしまった年代なのである。