平熱通信:旧

ここは世界の片隅にすぎないが、いろんなことが起こる。

お花の中ではカーネーション、一番好きな花。

 前日ではあるが、娘と母の日のプレゼントを買いに行く。

 ちなみに、プレゼントの対象者は、娘にとって母ではあるが、僕にとっては妻である。

 (わざわざ書くほどのことはないか)

 娘と僕と、それぞれにプレゼントを買い、母の日らしくカーネーションの模様が描いてあるケーキを買い、カーネーションの花束を買った。

 それにしても、カーネーションが高い。

 卸値自体が高くなるから勘弁して、と、去年、近所の花屋さんに聞いたような気がする。

 まあ、これもまた風物詩といえなくもない。

 それにしても。

 プレゼントするハンカチの柄を選ぶのに延々と時間をかけ、柄が決まったら今度は、同じ柄のハンカチの中で、どれが一番キレイかを検討する我が娘8歳。

 なんというか、この人も女なのだなあ、と思い知った気がした。