AERAに完敗する。
ずいぶん前に買ったAERAを通勤中に読んでいたら、全部読むのに二週間もかかってしまった。
こんなことを書いてもしょうがないが、小説ならもうちょっと速く読んでいるハズで、ちょっと硬めの文章になるとこのスローぶりというのはいかがなものか。
そもそも、週刊誌であるAERAを読むのに二週間かかるということは、僕にとってAERAは定期購読できない雑誌ということになる。
硬い文章が苦手というのは今に始まったことではないのだが、学生だったころはもうちょっとマシだったような気がする。
イヤイヤだったり、意味がわかってなかったりしたものの、それでも、定期的に教科書を読むというのは、意味のあることだったのかもしれない。
このまま、硬い文章がどうも苦手です、で終わるのもちょっと悔しい。これをいい機会に、定期的に難しい文章を読む習慣を作るというのもいいかもしれない。
AERAでもなんでも、硬めの雑誌を定期購読するか。
それとも、いっそ何かの資格を取ることにして、その勉強をするという手もある。硬い文章を読む習慣もできるし、その結果、資格が取れれば、それはそれでもうけもんである。
……と、ここまで考えて、世の中には、資格を取ること自体が好き、という人がいるらしいことを思い出した。仕事に役に立つとか、伸ばしたい技能がある、というような理由ではなく、資格を取ること自体が目的という、資格コレクターみたいな人がいるらしいではないか。
そういう人たちがコレクターになったきっかけの一つに、今、ぼくが味わっている、「いや、オレもまだまだいけるハズだ」みたいな思いが、ひょっとしたらあるのかもしれない。
という話はおいておいて、とりあえず、そんなわけで、まだ『1Q84』を読み始められないでいる。