平熱通信:旧

ここは世界の片隅にすぎないが、いろんなことが起こる。

やっぱり猫が好き。

『夜廻り猫』

『サチコと神ねこ様』

『おかゆネコ』

 

……最近、心待ちにしているマンガが猫ばかりである。

そういえば、こないだまで読んでいた小説には、キャベツという猫が出てきたし、今読んでいる小説には、トム君という猫が出てくる。

 

決して、猫が出てくるかどうかで読むものを決めているわけではないのだが、これだけ猫関係作品が並ぶと、

「ひょっとして無意識のうちに猫成分を求めているのかも。今、猫いないし」

……という気持ちにならないでもない。

 

犬と猫、どっちが好きですか、と問われれば、猫です、と即答するくらいには猫好きだ。なんだったら、犬と象、どっちが好きですか、等と問われても、猫です、と答えてもいいくらいだ。

現に今だって、足元で愛犬がキラキラした目で熱視線を送ってきているにも関わらず、「猫です」なんてキーボードに打ち込んでいるのである。

それくらい、筋金入りの猫好きなのだニャー。

(ほら、油断するとすぐに猫語が出てしまう)

 

そういえば、むかしむかし、

「犬好きな人には猫っぽい性質の人が多く、猫好きな人には犬っぽい性質の人が多い」

……みたいな話を聞いたことがある。

ホントかよ、それってなんか根拠あるのかよ、という気もしないでもないが、自分やまわりの人を当てはめてみると、ちょっと面白い。

その説に従えば、僕は明らかに犬っぽく、ウチの妻子はどう考えても猫だ。

……なんとなくそんな気がしないでもない。

そういえば、今度飲みに行くあの人は、筋金入りの愛犬家だが、仕事ぶりは猫っぽい。

頭の回転はすごくはやいけど、めんどくさそうな地味作業は僕に回してくるし。

 

それにしても、犬と猫って動物としては別の種類なのに、ペアみたいに扱ってしまうのが面白いですね。

たとえば、

「犬好きな人には猫っぽい性質の人が多く、猫好きな人には犬っぽい性質の人が多い」

が、

「象好きな人にはキリンっぽい性質の人が多く、キリン好きな人には象っぽい性質の人が多い」

になった瞬間、すごくうさんくさくなるし、まして、

「アルマジロ好きな人にはアルパカっぽい性質の人が多く、アルパカ好きな人にはカマキリっぽい性質の人が多い」

なんて言われた日には、何がなんだかわからない。