平熱通信:旧

ここは世界の片隅にすぎないが、いろんなことが起こる。

黒とクロ。

白黒とモノクロ。

意味も近いし、発音したときの音もちょっと似ているけど、出身が違う。

 

白黒は、日本語。

モノクロは、モノクロームという英単語が短くなったもの。

ちなみに。

ももクロは、ももいろクローバーZというグループ名が短くなったもの。

ユニクロは、ユニーク・クロージング・ウェアハウスが語源。

ナカグロ(中黒)は、「・」のこと。

いや、そんなことを言いたかったわけではなくて。

 

こんなに似ているふたつの言葉なのに、実は国籍が違うのである。

この事実をはじめて知ったとき、お、これは面白い。ちょっと得した気分だぞ、と思ったんだけど、こういうちょっとした「嬉しい感じ」って、なかなか人には伝わらないものである。そもそも、みんながみんな嬉しい感じになるような、汎用性のあるネタでもないだろうし。

 

じゃあなんでこんなことを書くのかというと、こういうことを書くとちょっとかっこいいかなあ、と思ったからである。

 

それはそうと。

モノクロームって、平仮名の言葉として意識しながら発音すると、なんとなく、心が落ち着くような効果があるような気がする。言葉のもつ独特のまるみが、そう思わせるのだろうか。

 

ものくろーむ。

ものくろーむ。

ものくろーむ。

 

いきなりこんなことを書くのは何故かというと、こういうことを書くとちょっとかっこいいかなあ、と思ったからである。