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平熱通信

ここは世界の片隅にすぎないが、いろんなことが起こる。

名前をつけてやる。

先週購入したままお披露目するタイミングを失っていた(例の)PlayStation4は、今晩、無事に家族の前に登場したのであった。
(ちなみに、特に説明することもなくリビングのテーブルに置いておいたコントローラーに関しては、やはり「パソコンでドラクエやるときのやつだと思った」のだそうだ。全然違う形だと……いや、なんでもないです)

さっそく娘が遊びたいというので、ビール片手に見物する。
ゲームを起動し、キャラクターを選び、名前を付ける。
ひらがながずらりとならんだ画面をにらみ、熟考する娘。
これは、僕に似たのかもしれない。僕も、名付けには時間がかかるタイプなのだ。まちがっても「ああああ」みたいな名前は付けられない。要は名付けが好きなのだ。
ずいぶんと悩んでいるようなので、別のゲームで使っている名前にしたらどうだ、と声をかけてみる。
「それはダメ」
と即答しつつ、その理由を説明してくれた。
「このゲームでは、王様とかに名前を呼ばれるかもしれないんだよ。いつもみたいなふざけた名前は使えない」
……いつも、どんな名前を使っているんだろう。
そうこうしているうちに、ちびちびと飲んでいたビールがなくなってしまった。
名前を付ける画面を見ながらビールを一本飲み切ってしまいました、と娘に伝える。
「もう一本飲んでいいよ」
と、こちらを見ることもなく短く答える娘。
まあ、気持ちはわからんでもない、ということで、冷蔵庫に向かうのであった。

さて。
次のビールが半分くらいなくなったころ、無事に名付けが終わり、いよいよゲームがはじまった。
今まで彼女が遊んでいたゲームと比べて、このゲームはアクション要素がかなり高い。剣を片手にモンスターをばっさばっさ倒していくやつだ。
僕の遺伝子を継ぐ者であるならば、こういうのは下手である可能性が高い。
などと思いながら見ていると、案の定、最初の戦闘からダメージを食らいまくっている。だが、死にかけるたびに相棒のホイミスライムが、「しょうがないなあ、今回だけだぞ」みたいなことを言いながら体力を回復してくれているようだ。この戦闘は、操作を覚えるための練習みたいなものらしい。
その後も順調に(?)ダメージを食らい続ける娘。それを回復し続けるホイミスライム

「しょうがないなあ、今回だけだぞ」
「しょうがないなあ、今回だけだぞ」
「しょうがないなあ、今回だけだぞ」

……ホイミスライム、あきらかにオーバーワークだ。
ぷるぷるした青い体が、少ししぼんできたようだ(ウソです)。