運命はディスティニー。
愛用のウォークマンに新しい曲を追加しようと思い、パソコンのスイッチを入れ、ケーブルで接続する。
データ転送用のソフトを起動すると、「アップデートできるけど、する?」というようなメッセージ。
「それは困る」
ということもないので、指示に従いアップデートを行う。
特に問題なく作業は終わり、ソフトを再起動。すると……、
「このパソコンには○○というモジュールが入っていないので、起動できません」
その上、
「この問題を解決するのであれば、再インストールしてみてください」
……ときたもんだ。
僕としては、そのソフトに向かって、
「その○○っての、お前が削除したんじゃないの?」
くらい言ってもバチはあたらないのではないだろうか。こちらは、指示通りに作業しただけではないか。だいたい、
「再インストールしてみてください」
とはなにごとだ。「〜してみてください」という書きっぷりから弱気なニュアンスを感じ取ってしまうのは僕だけだろうか。
「再インストールしてみてください(うまくいくかどうかよくわからないけど)」
というような、自信のなさそうな隠しメッセージが読み取れるように思えるのは気のせいか。
いやいやそんなことはありません、この解決案については自信満々です、というのであれば、
「再インストールしてください(キリッ)」
というようなメッセージになるのではないか。いや、「キリッ」の部分はいらないけど。
……。
……。
……。
「オレが一体何をしたというのだ」
というやるせない思いを抱えつつ、今日の作業はこれにて終了になったのであった。
今週末は、この問題を解決せねばならない。
まずは、曲データのバックアップからだろうなあ……。
もう一度、書いておこう。
「オレが一体何をしたというのだ」