平熱通信

ここは世界の片隅にすぎないが、いろんなことが起こる。

弱虫。

弱虫というのは、弱い者を罵るための言葉だ。
意味合いとしては、「お前は弱い奴さ、虫のようにな!」というようなことになるのだろう。その他、「お前などは虫けら以下だ!」という言い回しも含めて考えると、虫は弱いものという共通的な認識があるといっていい。

はたしてそうなのだろうか。
少なくとも我が家に体長2センチ以上の虫が入り込んだ場合、そのエリア最強の生命体が人間だ、とはとても言い難い状況になるはずだ。驚くのもあわてるのも逃げまどうのもまずは人間のほうだ。本当に虫は弱いのか。

もちろん、最終的には人類が勝利(退治成功)、もしくは引き分け(退治はできなかったものの追い出すことはできた)に持ち込むわけだが、こちらは化学兵器(殺虫剤)も使用しているし、そもそも体の大きさが圧倒的に違う。そんな人類と体ひとつで渡り合う虫たちの恐ろしさ。
「敵ながらあっぱれ」などとは絶対に思わないが、その強さについてはしっかりと認識する必要がある。

ということで。
男は害虫退治ができて当たり前、というような考え方が世の中にはあるようだ。どの程度支持されているのかしらないが、それはもうとんでもない性差別なのではないだろうか。
こういうことを声に出して得をしたためしがないので、ここにこっそり記しておく。
ほんとにもう、怖いものは怖いのだ。