平熱通信:旧

ここは世界の片隅にすぎないが、いろんなことが起こる。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

新しい都知事のなすべきこと、そして未成年が参加できる時代の選挙の意味を考える。

暑い時期の選挙の場合、投票したら麦茶くらい出してくれてもいいのに、と思った。 未成年者も参加できる選挙ですから、ビールが飲みたいとまではいいません。 選挙にまつわる様々なことで、サービスをしてはいけない、ということもよくわかります。僕がここ…

人にあらざるものたちについて。

今日は朝から暑かった。 外に出ると「もわん」とした熱気が体を包み、背中がじわじわと汗をかいてくる。 暑すぎるのはなかなかやっかいだが、歩くこと自体は嫌いではない。ましてや今日は久々の家族全員行動だ。わざわざ事前にチケットを購入するようなイベ…

はてしない物語。

買ったはいいものの、ちょっと読んだら「あまりにも面白そう」なのでびびってしまい、その後を読み進めることができなくなる、という本がある。 これは、映画やドラマなんかでも同様で、録画した映画なりドラマをちょっと観てみたら「あまりにも面白そう」な…

明日の魔法。

もう日付も変わる頃になり、コーヒー豆を買い忘れたことに気付く。 明日のコーヒーは現地(会社)調達だ。 毎朝、その日会社に持っていくコーヒーを淹れているからって、味に敏感なこだわり派だと思ったら大間違いだ。 今日だって、コーヒーの残りが少なかっ…

今年だってそこそこ暑かったはずなのに。

何年か前に壊れたエアコンを、今年ようやく取り換えることができた。 猛暑とよばれるここ数年の夏の日々を、よく耐えてきたものだ。偉い、というか、命知らず、というか、ケチもここまでくるとたいしたものだ、というか。 ところが。 新しいエアコンが導入さ…

自分より歳が下なら女の子。

会社の帰りに駅で見かけた女の子は、とても急いでいた。 左肩にカバンを下げ、右腕をぶんぶんと振り、もう小走りといっていいほどすばやく足を動かしていた。その瞳はまっすぐ前を向き、その視線の先には改札口がある。とても急いでいることが全身から伝わっ…

安上り未来体験。

会社帰りに立ち寄ったドラッグストアで、「男性用ですのでぜひお使いください」というコメントとともに試供品をもらう。 液体の入った小さなパッケージがふたつ。どちらにも「全身洗浄料」と書いてある。説明を読むと、これさえあれば、頭のてっぺんから足の…

零時少し前、遠足が終わる。

金曜、土曜と外でお酒を飲む行事(行事?)が続き、そこそこぐったりしている日曜日である。 もともと強いわけではないのだが、やはりというかなんというか、年齢を重ねる毎に徐々に徐々にアルコール耐性が下がっているような気はする。もちろん、年寄りの酒…

青空と公園とビールがあれば。

日比谷公園で開催されているオクトーバーフェストで、ビールを一杯だけ飲んできた。 夕方に行ったのがいけなかったのだろうが、あまりいい席は空いていなかったし、おっさん4人がじっくりと話をするにはいささかにぎやかすぎた。 細かくいうと、今回集まっ…

ひょっとしたら。

明日は無事に、オクトーバーフェストに参加できるのかもしれない。 前日である今日の時点で、誰にもトラブルが起きてないなんて。 前日である今日の時点で、天気予報に問題がないなんて。 前日である今日の時点で、待ち合わせ場所報知メールに全員返信するな…

ゴジラのうた。

ゴジラ、ゴジラ、ゴジゴジゴジゴジゴジラ ゴジラ、ゴジラ、ゴジゴジゴジゴジゴジゴジラ ゴジラ!ゴジラ!ゴジゴジゴジゴジゴジラ ゴジラ!ゴジラ!ゴジゴジゴジゴジゴジゴジラ (繰り返し) 以上、娘が作詞した「ゴジラのうた」である。 あの有名なゴジラの…

風が吹いたら。

夜になり、少し風が出てきたようだ。 窓を開けると、いい風が入ってくる。 風がすうっと吹くたび、僕の意識もすうっと遠くなり、携帯を握ったまま眠ってしまいそうになる。 携帯の画面には、真っ白い画面のブログ更新アプリ。 また風が吹く。 睡魔に襲われる…

10月がゆがんでる。

オクトーバーフェスト〖Oktoberfest〗〔10月の祭りの意〕①ドイツのミュンヘンで毎年開催されるビール祭り。1810年に皇太子の婚礼を祝った祭りが始まりといわれる。ビールや料理を楽しむ大小のテント式レストランが名物。原則10月の第1日曜日を最終日とする16…

図書館の片隅の借り手のない本。

最初からそう思っていたわけではないのだけど、ここに文章を書くようになって、だんだんと自分の中にできあがっていったイメージでいうと、僕は「図書館にある、知らない作家の古いエッセイ集」みたいなものを書こうとしていたようだ。 それはつまり、図書館…

朝の貸し切りエレベーター。

10階に行くために、エレベーターに乗り、「10」と書かれたボタンを押す。 10階に行きたい人間としては、至極まっとうな行動であるといえる。 エレベーターが9階に到着し、ドアが開き、何人かの人が降り、ドアが閉まる。 その後、エレベーターに、 「下に参り…

かなり小規模なパラダイムシフト。

正確な文言が思い出せないのだが、たしかこんな感じだったと思う。 「思い切り笑う。大声で歌う。私だけのとびっきりの場所」 これがなぜ、自動車教習所のキャッチコピーなのか、しばし理解ができなかった。ちなみに、通勤電車に貼ってある広告に書いてあっ…

墓石と向日葵。

実家のテレビが映らないそうだ。 正確にいうと、地デジは映るがBSが映らないとのこと。 まあ見に来い、と言われたので見に行くことにした。 僕は電気屋さんでもなんでもないのだが、たしかに、地デジとBS/CSアンテナを2階のベランダに取り付けたのは僕と父…

すべては想定内。

ええ。今日は休日出社でした。 ちょっと寝坊しちゃって、起きて15分後にはウチを出るって感じだったんですけど。こんなにあわただしいのは久しぶりだったな。オレ、意外と手際いいじゃん、みたいな(笑)。 まあ、休日出社の時って、そんなに勤怠厳しくない…

予定外予想外想定外。

今夜の飲み会に使う居酒屋から、確認の電話がこない。いつもは、前日に「明日ご予約いただいておりますが、変更などありませんか」みたいな電話があるのだが。もしかしたら、予約に何らかの手違いがあったのか。果たして、今宵の飲み会は無事に開催されるの…

人力オートフォーカス。

普段、ふたつのメガネを使い分けていて、それぞれに名前を付けている。メガネに名前を付けたことによって何か便利になったかというと特にそういうことはなく、単に趣味の問題である。 ある程度近いものを見る時用のメガネの名前が「賢そうに見えるメガネ」で…

夏のせい。

土曜の暑い昼下がり、とあるカフェでノートパソコンのキーをぺちぺちと叩いていた時のことである。 店はそこそこに混んでいて、僕が座っていた4人掛けのカウンター席は満席になっていた。僕の左にはノートパソコンのキーを叩く30歳代くらいの男性がひとり、…

あこがれの選り好み。

「コーヒーを飲むと夜眠れなくなる人」が、本当にいるとは思わなかった。 それは、コーヒーに含まれるカフェインが体に与える影響をわかりやすく説明する為のキャラクターみたいなもので、つまり、カフェインを多めに取ると目が冴えてしまいますよ、とか、一…

わはは。

ネット用語的にいうところの密林からマンガが三冊届く。わはは。 先日、そのⅡを買った『ワタシの川原泉』シリーズの残り三冊(Ⅰ、Ⅲ、Ⅳ)を買ったのである。わはは。 それをずっと読んでいたら、いつのまにやら日付が変わりそうな時刻になってしまった。わは…

間違った休日の過ごし方。

犬にしても猫にしても、眠っているときの姿が、 「寝ている」 ように見えるときと、 「落ちている」 ように見えるときがある。 「落ちている」ように見えるのは、おそらく暑いシーズンで、たとえば、夏の昼下がり、板張りの廊下の片隅などに、「猫が落ちてい…

七月早々愚か者。

昨日、父方の親戚が福島県に多いことと、その福島県に猫啼温泉というところがあることを根拠に、僕の遠縁に猫がいるのではないか、という仮説を立ててみた。 一夜経って思うのは、なんて荒唐無稽な話なのだ、ということである。そんなことあるわけないじゃな…

肉球もキバもないけれど。

今週は仕事中に眠くて仕方がなかった。 個人的に提唱している「雨が降ると人間は眠くなる」説に沿って考えれば、この時期眠いのはしょうがない、という気にもなるのだが、この説は一般的には支持されていないようで、賛同してくれる人など見たことがない。 …